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2007年9月9日(日)無事に千秋楽を迎えることができました。
1500名を越すお客様においで頂きました。
出演者、スタッフ一同 心より感謝いたしております。
本当にありがとうございました。

十九丁目と二十丁目と二十一丁目の写真  アップしました。






麻創けい子
今年も・・そしてこれからも。
うれしいお知らせです。
時代横町の初回からの語り手である田中幸子さんが、「松原英治・若尾正也記念演劇賞」を受賞しました。
今回はその記念公演です。もっとも100作をめざす時代横町はようやく4/1を迎えたところ。田中さんにはますます頑張っていただかなくてはなりません。フレーフレー幸ちゃん!です。
そしてもう一つ。時代横町は名古屋だけではなく全国各地での公演をスタートさせました。
名物となったじいさんばあさんの強烈な名古屋弁が、日本各地にひびき渡るという、オソロシイ企画です。
私も同行し、土産に新ネタを拾ってまいりますので、ご期待下さい。
さて、この公演が終わると秋がきます。今日の三つの物語を、皆様の夏の思い出に加えていただければ何よりです。
ご来場ありがとうございました。

演目

十九丁目 「円空狐}


ワナにかかった狐が、助けてくれた若者に恩返しをするうち、恋心を抱くようになる。
峠を超えて若者のところに嫁いできた花嫁は、果たして狐か人間か。


配役
老尼(語り)田中幸子
松吉ゴマモトダイ/横地信行
円空石黒寛
松吉の母加藤K子
家老高橋潔
家老の妻杉浦佳代子
左兵衛池田博
平助ゴマモトダイ/横地信行/近藤輝行
米三ながたひとし
女房1永井聖子
女房2森圭己
ばあさま杉浦佳代子
森圭己
石黒寛
益川京子
村人松田美穂子/SATOCO


二十丁目 「蔵」

火消し同士のけんかにまきこまれ、屋根から落ちた和助が目を覚ますと、そこは百年前の火事場。
まだ火消しの生まれていない時代を生き抜くため、和助は左官の腕をみがく。



配役
語り池田博
和助石黒寛
おこま益川京子
桔梗屋重右衛門/七之助高橋潔
おこう伊藤佳代
ながたひとし
喜久次ゴマモトダイ/横地信行
桝屋ながたひとし
おかね加藤K子
女中杉浦佳代子
手代ゴマモトダイ/横地信行/近藤輝行
火事場の人々森圭己/松田美穂子/SATOCO

二十一丁目 「大力 勘右衛」

殿様の行列を通すために馬を持ち上げたことから大力が評判になった男が、江戸へ行き、両国で力士を打ち負かす。
その一月後、仕返しにやってきた兄貴分の関取を迎えたのは、留守を守るばあさまだった。


配役
勘右衛加藤K子
トネ(ばっさま)ながたひとし
庄助(じっさま)石黒寛
ハナ杉浦佳代子
和尚 高橋潔
不動山 ゴマモトダイ/森圭己
殿様横地信行
ニワトリ???
村人1 森圭己
村人2永井聖子/ゴマモトダイ
力石達 石黒寛/高橋潔/森圭己
近藤輝行/ゴマモトダイ/永井聖子
行司 ながたひとし
町人 益川京子/永井聖子
松田美穂子/SATOCO


キャスト「もし化けられるとしたら・・○○になって○○がしたい!」
石黒 寛
(ひと組)
@熊になってタラフク食って、ユックリ冬眠がしてみたい。
A天使になって、アナタに幸せを届けたい。さあ、正解はどれ?
ながたひとし
(ひと組)
ざる に 化けて 酒をしこたま注いでもらいたい
ええよ〜 どんだけでも飲めるよ〜
あ・・・酔えないか?
加藤 K子
(ひと組)
あこがれの田中幸子さんになって、恐るべき気の入った主語りの秘密を盗みたい。
もちろん、若さの秘密も・・・ウフ
高橋 潔
(ひと組)
アメリカ人の腕のたつプロデューサー、に化けて、時代横町をブロードウエイで、上演したいなあ!
あっ、出演しなきゃ!!
近藤輝行
(ひと組)
安部総理になって、辞任します! 田中幸子
(フリー)
考古学者になって、発掘をしたい。美少女のミイラなどと途方も無い望みは持ちません。
皿のかけらに大喜び。桃山江戸初期!!そこへ親類が来て「ガラクタの掃除してあげる」
池田 博
(フリー)
高校野球の選手。もちろん甲子園へ行く。
赤とんぼが群れ飛ぶ外野の芝生の上を白球を追って走り回りたい!でもその途中で化けの皮が・・・
エ〜ッ!そんなあ〜 ア〜 息が切れる〜。
伊藤佳代
(風の一座)
ああ、何十年も旅に行ってない。
御宿かわせみの「るい」になって江戸の町をぶらりとしたら・・・・。

益川京子
(劇団きまぐれ)
大ザメに化けて芝居のコツをぜ〜んぶ呑み込みたい!!
ジョーズ(上手)になれたら叶うかもね☆例えカマボコにされたとしても「板の上」ならOKです☆
永井聖子
(人形劇団むすび座)
透明人間になって、しょうもない言動の大人に蹴りッ!えへへ・・・小心者なんで正面きっては言えないのよね。・・・痛ッ!い、今誰か私のスネ蹴りました・・・?

生写真がなくてごめんなさい
杉浦佳代子
(フリー)
カエルに化けてイイ男のピンチを助け、代わりに同じお皿でスープを飲ませろと要求。
飲ませてくれた心正しいイケメンには元のおいらに戻ってお嫁さんになってあげる。なに?迷惑だあ?
森 圭己
(ほんわかシアター)
ドラえもんに化けて、未来を見てみたいなあ!
今日が明日につながる。過去にはこだわらないのだ!!
ゴマモトダイ
(人形劇団チンドン)
幼い頃ならヒーロー、憧れだった。反抗期は怪獣、全てを破壊したかった。
青年期、イケメンになってモテたかった。今は・・・子供になって、息子たちと一緒に遊びまわりたいなあ!
横地信行
(フリー)
この世の中、男と女しかいないのに異性の気持ちが中々分かり合えない。そんな方、たくさんいらっしゃると思います。私もその一人です。((笑))そこで、女性に化けて女心というやつを知って見たいかな〜あ(笑)
松田美穂子
(人形劇団パン)
夏といえば祭り!祭りといえば男だ!ほとばしる汗、暑苦しいほど熱い男達に私は憧れるのです。
だから私は「男に化けて祭を盛り上げたい!」蔵に出てくる火事場の男達もある意味熱い男達です。
SATOCO
(人形劇団パン)
大食いチャンピオンに化けて、おいしい物を飽きるまで食べつくす!
あ、でも食べた分はもとに戻ったと同時になくなりますように・・・(汗)

             

【時代横町2007  公演スケジュール】

8/25(土) 8/26(日) 8/27(月) 8/28(火) 8/29(水) 8/30(木) 8/31(金) 9/1(土) 9/2(日) 9/3(月) 9/4(火) 9/5(水) 9/6(木) 9/7(金) 9/8(土) 9/9(日)
14時 感謝 感謝 感謝 感謝 感謝 感謝 感謝 完売 完売 休演 感謝 感謝 感謝 感謝 感謝
19時 感謝 感謝 感謝 休演 感謝 感謝 S感謝


【損保ジャパン人形劇場 ひまわりホール】

チ ケ ッ ト
前売り 一般・・・3,000円
65歳以上・高校生以下・・・2,500円
前売り(スペシャルステージ) 一般・・・3,500円
65歳以上・高校生以下・・・3,000円
団体(初回申し込み時10名以上)前売り代金より10パーセントOFF
リピーター 再度のご来場は1,000円(但しSは1,500円)初回度のチケット半券をご提示ください。
当日 当日券販売は制限あり。満員の場合はお断りする事があります。必ずご予約ください


【電話(FAX)予約・お問合せ】

損保ジャパンひまわりホール係(損保ジャパン総務課内) 
TEL・・・・・052-953-3717 侮付時間/平日9:00〜17:00
ひと組 FAX・・・・・052-709-4118
アトリエあうん・・・・E Mail  iauna@mqc.biglobe.ne.jp

【チケット取り扱い】

ちけっとぴあ
TEL:0570-02-9966 
【Pコード 378-340】 お近くのチケットぴあスポット、ファミリーマート、
サンクス、セブンイレブンにて直接お買い求めいただけます。
ローソンチケット  【Lコード 42144】  店頭にて直接お買い求めいただけます。

【スタッフ】

作・演出 麻創けい子
座長・キャスティングディレクター 石黒寛
照明 小木曾千倉
音響 ノノヤママナコ(マナコプロジェクト)
音響オペレーター 細川ひろめ(マナコプロジェクト)
造形美術 井上知也
題字 池田博
衣装協力 大池かおり
宣伝美術 青山和代
アートマネージャー 近藤輝行(PAN・アートカンパニー)
中康彦(損保ジャパン人形劇場ひまわりホール)
協力 ヤマモトヒロさん・幅上智里さん
人形劇団むすび座・人形劇団ちんどん
ほんわかシアター人形劇団パンPANアートカンパニー・アトリエあうん
企画・制作 ひと組
共催 ひと組・愛知人形劇センター
後援 愛知県・名古屋市
協賛 (株)損害保険ジャパン
ホームページ制作 板倉惠三子
時代横町 其の七 開演です。

うれしいうれしい石黒さんからの便りです。

ひと組ごひいきええころ長屋住人の皆様へ

時代横町が始まりました。
チケット予約は8月25日現在、1200名様を超え突破しました。順調なスタートです。
春の公演で、予想以上に、ええころ長屋に入居してくださいました。
ありがとうございます。
以前は、人数が少なかったこともあり、住人の方が申し込まれた人数分全て座席を確保してまいりましたが、
団体で申し込まれる住人の方が多く、すべての人数分、座席確保が難しくなってまいりました。
この夏の公演をもって、全員座席確保を最後とさせていただきます。
来年より、ご本人様のみの座席確保となります。
どうぞよろしくお願いいたします。
小さな劇場ですので、どうかご理解いただきますよう宜しくお願い致します。
今年の入居は締め切りました。
ええころ長屋カードも作りました。
私の手作りです。
ひと組 主催の公演観劇の際は、必ず受付でスタンプもらって下さいね。

お早めにご予約ください。

お待ちしております。
暑い夏が参ります。ご自愛下さい。
  
石黒 寛

ニワトリはテゴワイ(時代横町の話)  石黒 寛

笑った。今日の稽古で腹筋がツッタ。笑えて息ができんくなった。
ハハハハ、思い出しちゃった。いかん、ナンも書けん。この話は後にしよ。今年の夏もお得感タップリの3本立てです。

一本目の「円空狐(えんくうぎつね)」は一途な狐の愛の物語。キツネってかわいいね。
笑っちゃうけど一生懸命なんだよね。ナンダカとってもセツナイよ。切ないけどホンワカするよ。
ホント幸せになってほしい・・みんなの願いです。お客さんの想いとツナガルといいなあ。

もうすでに、語りと人形のコラボレーションではなくなってる。コラボを越えたイメージの世界。
舞台にセットを作るのではなく、観客ひとりひとりの脳裏に風景を描く・・いや、その、時代その場所を一緒に旅する新しいジャンル。
そう、時代横町そのものが、もうジャンルになってる気がする。
次のチラシで「語りと人形のコラボレーション」という言葉を卒業しましょ。
「ひと組の涙と笑いの大衆演劇」・・これでどうでしょう・・コテコテすぎるかなあ・・。

物語と遊ぶ・・時代横町ツアー。間もなく発車です。


 さて、二本目「蔵(くら)」は、火消にアコガレ、60歳を越えたハタチの男の物語。
「なんじゃソリャ」・・・という声が聞こえてくる聞こえてくる。
でもね、話せば話すほど、お楽しみを取り上げちゃう気がして心が痛むのよ。
気風(きっぷ)とは何か、粋(いき)とは何か、情け(なさけ)とは何か、30分で語りきるなんて、そんな無茶な・・
とにかく、一生懸命は幾つになっても美しいのです。

 そしてそして三本目、「大力 勘右衛(たいりき かんね)」。
タイトルそのまま、力持ちのカンネ君の物語。
冒頭の話に戻ろう。今日の稽古で、ある役のオーディションがあった。おいしい役ではあるけれど、色モンの匂いを強く感じとった女優陣は当然の如く立ち上がろうとはしない。
そこで『どうせ順番にやるんだし、時間も無い事だから』と最初に手を出した彼に即座に決定してしまった。
 役の名は・・・ニワトリ。

 アタリ役だとか、ハマリ役だとか・・・そんな言葉は必要ナイ。
演じてないのにアワレなんです。
ジメジメしたアワレではなく、サッパリしたアワレ。だから笑えてしょうがない。
ナカナカドウシテ、アワレなニワトリはメズラシイ。
アワレで笑わせるなんて彼はどんな人生を歩んで来たんだ。とにかく・・・ニワトリはテゴワイ。  時代横町から生まれた人気キャラ・・おじいさん、おばあさん。
最近は、子供から大人まで、「おじいさん出ますか?」「おばあさん出ますか?」っと、確認をとる人が増えている。 
しかし50を過ぎて、何の抵抗も無く、素でニワトリになれる男が、ひと組にはイルのです。
毎回、意味も無く、ニワトリが出てくる事のないように、皆さん、お願いだから、次の言葉は口にしないようにお願い申し上げます。

『ニワトリ出ますか?』
愛知人形劇センター 機関紙「あっぷ」8月号より


早く人間になりたい(時代横町 其の七)
  
ひと組 石黒寛

実は私、妖怪人間なんです・・・・
なんて意味じゃないです・・・ま、この業界、確かにそれに近い人は・・・いるけど、アハハ・・
言えない言えない、だれだかは言えない。なんちゅうか、芝居を観ている人が、観ていることを忘れてしまう、生身の人間として生きたいってことです。

愛嬌と哀愁。この二つが大きな意味を持っているように感じています。その場の空気が一気に和やかになる。かわいくて滑稽で心を和ますアイキョウ。ちょっとしたしぐさや表情で、知らず知らずに涙がこぼれてしまう物悲しいアイシュウ。
段取りと理屈は嫌いです。だって、こいつら役者イジメなんです。段取りとなった時点で存在が死んでいきます。
理屈を口にしたとたん心が消えていきます。
役者から存在やら心を取ろうとするなんてヒドイ。とんでもない奴らです。
欲も強敵です。上手くやりたい。凄いといわれたい。そう思ったとたん、欲という鎧を身体に貼り付けます。つまり、コイツは役者から体温を奪うんです。

時代横町で若い役も年老いた役もやります。メイクはもちろん、衣装も同じ。ただ、役者の心が別人になるだけの事。
舞台美術がほとんど無いだけに、確実に別人にならないと、「何やっとんだっー、たーけ!」となってしまう恐ろしい舞台です。
シンプルなだけに難しく、同時にやりがいがあってオモシロイ。よく「生まれ持った才能」なんて言葉をきくけれど、そういう人ほど努力を見せないから、そう感じるだけ。
「私、才能ないから・・・・」コレ、よく聞く言葉。 私に言わせれば「才能は、やる気」つまり言い換えれば「私、やる気ないから」ということになる。
大変なんだなあ・・・・なんておもわないでね。時々こうやって自分に言い聞かせないと、テングになったりヨワキになったり、結構ピュアなの、こう見えて。

時代横町も生まれて7歳。小学生になりました。
そう、真新しいランドセルを人に見せたくて見せたくてしょうがなかったアノ頃。広い運動場に意味もなく興奮したあの頃。
いい匂いのする消しゴムをかじって吐き出したあの頃。ついでに石鹸まで食って口が泡だらけになったアノ頃。けんかして泣きながら怒るという複雑なな感情を経験したアノ頃。女子の命令におもわずハイと言ってしまったアノ頃。
ハシャギすぎて前歯が無かったアノ頃。前歯の無い顔は人を笑わせる武器になると知ったアノ頃。心の中にいろん自分が生まれ、今、ポッテリとしたゼイニクの中にタップリと詰まっています。つまり、やる気のソーセージ状態です。脂が乗って、きっと美味しいハズなんです。

今回の時代横町は田中幸子受賞記念公演です。
大先輩であられる田中さんは、私なんかよりズッとズッと美味しいソーセージ・・・無理してソーセージに例える必要はありませんでした。
正直言ってスゴイ人です。田中さんの語りには気と温もりと、そして愛が溢れています。
触れてください。この愛を浴びてください。きっと優しくなれます。
美味しいソーセージをゴチソウしたい。愛をアビテほしい。ただそれだけなんです。 ほんとです。良くはありません。だから、お願い・・・早く人間に・・・。